ピカ太郎の世界一周ブログ

ピカ太郎の世界一周ブログ

東大卒ニートの旅ブログです。大事なことなのでもう一回言います、東大卒です。

Day3-1 深夜特急の聖地、葡京娯楽場(カジノリスボア)で大小 マカオ

朝起きて気づいたことがある

 

 

一緒に寝た写真の人達は、フェリー待ちかと思ったらホームレスの人達だった

f:id:pikataroworldtrip:20181002141432j:plain

昼になっても動く気配がないのでわかった

 

それにしてもこっちの人は人の延長コードを容赦なく踏む

 

 

充電するために延長コードを使わせてもらっているのだが

 

 

座ってる椅子と、コンセントがついてる柱の間に隙間があるので、人が通る時には延長コードをまたいでもらう形になってしまっていた

 

 

いやまたいでいない

 

 

彼らはまるでそこには何もないかのようにコードを踏んで行く

 

 

むしろ狙ってんじゃないかと思うくらいだ

  

 

でも使わせてもらってるのはこちらだ、仕方ない

 

 

釈然としないが・・・!

 

 

 

 

 


朝、U字工事の益子と出会った。陸海空地球征服するなんてのロケはこの時から始まっていたみたいだ

f:id:pikataroworldtrip:20181002141517j:plain
でも何を話したかは忘れた
あーこういうことあるから早めにブログ書いておけばよかったー!

 


フェリー乗り場からカジノへは無料バスが出ている

f:id:pikataroworldtrip:20181004173946j:plain
どこのカジノも自分のところでお金を落としてもらうための施策だ(むっちゃガンつけられてる)

 


さらに各社美人のお姉さんまで用意してる!

f:id:pikataroworldtrip:20181002141557j:plain

 


記念にパチリ

f:id:pikataroworldtrip:20181002143303j:plain

 

当然一番美人のお姉さんのバスに乗る

 

 

バスはカジノへ直行

 

 

すんげー形のカジノ

f:id:pikataroworldtrip:20181002143434j:plain

 

 

ということで葡京娯楽場(カジノリスボア)へやってきた

f:id:pikataroworldtrip:20181002143650j:plain
カジノに行ったことがある人はわかるかもしれないが、カジノでは大きな荷物を預かってくれるし、中では無料で飲み物が飲み放題だ

 

 

こう考えるとマカオは交通費もタダ、飲み物もタダ、 荷物預かりもタダ!泊まるところすらタダ!!

 

 

貧乏旅行者にとってこんなに良い場所はない!

 

 

かかるのは食費だけだから貧乏パッカーは参考にしてくれ

 


早速中に入ってカジノを物色、ちなみにカジノの中は撮影禁止なのでこれ以降写真は一つもない

 


入ってすぐのとこで、ビックホイールと言う超大きな縦置きのルーレットをしている元気な中国人風のおじさんがいた

 


中国語では「あたれー!止まれー!」みたいなことを「イケー!」と言うらしい

 


ルーレットの当たりマスは大体2〜5倍だけど、おじさんは一番大きな高額配当である50倍のとこにずっと賭けてて、毎回大声で「イケー!イケー!」と叫んでる

 


5分ぐらい見てたけどずっとハイテンションで叫び続けてた

 

 

あまりのハイテンションで汗かいてたけど、そんな毎回当たるか笑

 

 

 

 

 

 

このブログでも何度か言及しているが深夜特急と言う有名な紀行小説がある

 

 

著者である沢木耕太郎は、この葡京娯楽場(カジノリスボア)というカジノにおいて大小という賭け事をしていた

 


ざっくり言えばサイコロを三つ振って出る目の合計(3~18)が10以下か11以上かを当てる単純なゲームだ

 

 

サイコロはディーラーが機械のボタンを押すによって筒の中で3回振られる

 


「カシャ、カシャ、カシャ」

 


客は「大」か「小」それとも「ゾロ目」かなど、サイコロの目がどう出るかを予想しチップをかける

 


全員が賭けた後に筒の目隠しを取り、当たっていれば確率に応じた配当が返ってくるというものだ

 

 

沢木は旅の初めだというのにも関わらず、旅の資金の半分以上を失う大負けをしてしまう

 

 

だが、ふとした拍子に「大」と「小」が出るときの機械音に違いがあることに彼は気づく

 

 

小の時は「カシャ、カシャ、カシャ」

 
大の時は「カシャ、カシャ、カシャーン」

 

 

この微かな差異に気づいた沢木は、ゲームの結果を何十回と当て続け、一気に負けを挽回するというものである

 


このシーンは深夜特急の中でも一番のハイライトといっても過言ではなく、読者ならぜひ同じことをしてみたいと思うはずだ

 

 

場所は同じくリスボア

 


当然自分も深夜特急作戦を用いて大小で大勝しに行くつもりだ

 

 

ここで旅の資金を10倍にして豪遊旅にしたるで!ヒャッホーウ!!

 

 

カジノでこんなワクワクしてるのは成功を約束されてる自分くらいだろうフハハハ!

 

 

まずは何台もある大小のテーブルから音の違いがわかりやすいテーブルを探す

 

 

1台目

 

 

ディーラーを務めるのは初老の男性

 

 

お金のかかった真剣勝負だ

 

 

こなれた感があるが、彼にバレずに作戦を遂行しなければならない

 

 

怪しまれないよう冷静を保つが、勝つ気しかしないのでワクワクが止まらない

 

 

まずはお金を張らずに様子を伺う

 

 

前の回が終わり、ディーラーがサイコロを弾くための機械のボタンに手をかける

 

 

そして押す

 

 

 

 

 

 

 


「ガッシャン!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えっ⁈

 

 

 

 

 

1回だけ⁈

 

 

 

 

 

まじか、機械の仕組み変わっとるやなけ

 

 

最後の音の違いを聞くはずがまさかのサイコロ1回振り

 

 

大金持ちになるはずが作戦すら使えないという結末!

 

 

想定外の事態を前に深夜特急作戦はあっけなくも散った

 

 

でも考えてみれば当然か、沢木が旅をしたのはもう45年も前のことだ・・・

 

 

 

 

 

それからはブラックジャックやルーレットなど、そんなにルールを知らなくても出来る簡単なものでもしようかと思った

 

 

だがどのゲームも配当金の還元率は10割未満

 


当然だ、5割の確率で勝てるならカジノは儲からない

 

 

いざやろうとしても配当金の期待値を計算してしまうと手が出ない

 


結局マカオまで来のにカジノをする気にはなれなかった

 

 

 

 

 

ということでノーマネーでフィニッシュです