まさか2日連続で下ネタのネタがくることになるとは
ことの発端は夜にカジノでぶらついてた時だ
大小のテーブルで遊んでる日本人4人組と会った
現地の商社に勤めてる40代の男性Aさんと、Aさんに会いに来た30代3人組
丁度カジノで遊び終わったらしく、3人組は夜の街へ遊びに出かけると言う
そういうのに興味がないというAさんは、これから1人で暇になるからちょうど良い遊び相手が見つかったとはしゃいでいる
そしてマカオの面白いとこに連れてってくれると言う
そう、面白いところにね
そんでもって連れてきてもらったのがここだ
"鬼妹専門店"
なんか店名ゴツくない??
そしてサブタイトルが Foreign Girl Specialty shop
奥に立ってる男性もゴリってて怖いし手前の看板からしても怪しいので「なんなんですかここ?」
と聞いてみると
Aさん「ここストリップだよ」
ピカ 「えっ!ストリップ⁈」
Aさん「そうだ、とにかく面白いものが見れるんだ!」
初対面の若者をいきなりストリップに連れてくるなんてなんなんだこのおじさん・・・
圧倒的感謝っ・・・!
ピカ「でもなんですかその面白いものって?」
Aさん「面白いものだ」
それ以降何を聞いても面白いものが見れるとだけ豪語するAさん
とりあえず店内に入る
するとそこにはセクシーな服を着た外国人のお姉ちゃんがステージのポールの周りでうねっているではないか!!
Aさんと握手を交わす
店内は後ろにテーブル席もあって40人くらい入る広さだろうか?
正面にはポールが備え付けられたステージがあり、そこに沿うにカウンターが設置されていた
Aさんに連れられるままカウンター席に着く
ポールの目の前で特等席だ
席についてお酒を頼む
するとうねっていた踊り子が脱ぎ始めるではないか!
やべーほんとにストリップだ
間違いない、マカオは素晴らしい国だ
10分ほどすると演目が終わり、服を着たストリッパーがフロアに降りてきた
Aさんの説明によるとチップをもらうために、お客一人一人にねだりに来ているらしい
「ピカもいい人がいたらあげときな」とチップまでくれるAさん、なんてええ人!
だがここで伝えておきたいは海外ストリッパーの金のむしり取り方が半端ないということだ!
「アンタ、当然チップくれるわよね?さっさとだしなさいよ」的な対応をして来るのである
あげようかな、と迷っている気持ちもここで一気に冷める
その後も15分ほどの間隔で女性が入れ替わり立ち替わりステージでうねってはチップを求めに来るのだが
一回はあげてみたものの、案の定ポケットティッシュでも受け取ってるかのような感じでセンキューと言い放ちサクッと次の客の元に消えてしまう
まっっったく侘び寂びが足りてない
ストリップ劇場に侘び寂びコンサルでもしたろかなと思ったほどだ
そしてうねりからのチップのくだりが3回くらい続いた後
いきなりショーが始まった
内容は医者のコスプレをしてじいちゃんのお面をかぶった男が手術ミスをするという、なんの伏線もオチも何もないとてつもなくしょうもないものだった
すると突然
「サービスターイム!」
と言う掛け声とともにいきなりポップなBGMがかかり
舞台袖からエロい服着たナースがやって来ておじいちゃん先生をエロい感じで慰め始めた
おじいちゃん先生はみるみるうちに元気を取り戻し、お面を取って中からイケメンマッチョ外国人が出て来たのである
エロいナースに元気づけられて若返ったと言うことだろうか?
なんだこの茶番・・・
すると何やら絡み始める2人
ちょっと絡み激しいなーと思っていたらますます激しくなる、すると
なんと最終的にはステージ上でおっぱじめやがったのだ!!!!!
まじか、他人がしてるとこなんて初めてみる・・・
隣を見るとAさんが俺を見て笑っている
Aさんが言ってた「面白いもの」ってこれだったんだな、と悟った
それにしてもあまりの衝撃・・・
やべー!すげー!ってなってたら
おっぱじめてる医者役のイケメンマッチョが俺に向かって「カモン」ってして来やがったのだ!!
ステージ上から見下されてる気分だ
それにこういうノリでは負けてられない
いけんのかい!行ったろやないかい!大和魂見せたるで!!
と言うそぶりを見せつける(本当にOKされてもめっちゃ困るけど)
するとAさんに「そういうのやめろよ・・・」とドン引きされてしまった
なんで?笑
イケメンマッチョは最終的にフィニッシュすることはなかったが、とにかくすんごいものを見てしまった気分だった
Aさんとっておきのサービスタイムも終わり
またストリップショーが再開する
さっきの刺激が強すぎて今更ストリップを見てももう何も感じない
すると、さっきうねっていたオバチャンロシア人が席の近くに来て話しかけて来た
こう言うところでは女性がアゲてくれるような接客をしてくれるのかと思ったらすっごくだるそうである
「アンタなんでマカオに来たの?」
「へぇー楽しそうでいいわね」
「話してるんだからお酒奢りなさいよ」
みたいな感じだ
総合的に判断して女性的な魅力を全く感じなかったので世間話をすることにした
ピカ 「今世界一周してて、ここで2カ国目なんだ」
ロシアのうねり「へぇー楽しそうでいいわね」
ピカ 「お姉さんはどうしてマカオに来てるの?」
ロシア「出稼ぎよ、ロシアでは稼げないのよ」
ピカ 「へぇー大変だね、ストリップで働くのは楽しい?」
ロシア「楽しくはないわねぇ」
ピカ 「そっか、彼氏とかはいるの?」
ロシア「そりゃ何人かはそりゃいるわよ」
(何人かはってなんなんだよ、そこに複数形は存在すんのか)
ピカ 「あぁそう・・・ちなみにストリップで働いてること彼氏は知ってるの?」
ロシア「さぁ」
ピカ 「複雑だね・・・」
ロシア「複雑よ」
っていう複雑な会話をした
複雑そうなので一杯奢ることにした
踊り子も一巡して2クール目に入った、アジア人の子と飲んでいたAさん(せっかく他の国の人たくさんいるのに!)もだいぶ酔っ払ってたので店を出ることにした
大変な貴重な経験をさせてくれたことに感謝をしていると
これから旅を祝して日本食を奢ってくれると言う!
結構高級そうなホテルの日本食レストランに深夜3時に入店する
ホテルに展示されてたものすごい彫刻!
中国4000年の歴史を感じる
広い店内には他の客がおらずほぼ貸切だ
商社の話や駐在の話、これからの旅のことなどについて二人で色々話した
最後は寿司まで奢ってくれた!なんてええ人なんや!
と言うことで疲れたAさんはタクシーで帰ることに
楽しい体験を本当にありがとうAさん!
自分は野宿なのでフェリーターミナルに帰ると言うと笑ってくれた
時刻は朝5時過ぎ、寝床に帰るためにバスに乗る
バスに乗ったはいいが、終点に到着ても全然見覚えのない土地
まじか、旅の疲れもあって早く寝たいのに、こんな時に限ってバスを乗り間違えてしまった
海外の初めての土地でバス乗り間違えるは結構焦る
しかも聞くところによるとフェリーターミナルに帰るにはバスを乗り継がなきゃいけないらしい・・・
ちょーだる!
目的のバスが来るまで少し時間があるので周りをぶらついてみることにした
おじいちゃんおばあちゃんが朝の健康遊具公園で運動しまくってる
健康なんだなマカオは
見知らぬ土地に外国人は(おそらく)自分一人、さっきまであんなに刺激的な経験をしたのに周りは何ごともなかったかのようにいつも通りの日常を送っている、朝早くから一心に健康遊具にまたがるおじいちゃんおばあちゃんはすごく牧歌的だ、あまりのギャップに自分だけ切り離された世界にいるみたいで可笑しくなって思わず笑ってしまった
バスが来たので乗り込む
途中で乗り継ぎやっとの思いでフェリー乗り場に到着
相変わらずホームレスの人たちが寝ていて安心する
時刻はもうすでに6時半、すごい長い一日だったけどほんと刺激的だったわー
ってことで寝る!