ラオスの人の朝は本当に早い
この国では仏教が盛んで、ここルアンパバーンではお坊さんが托鉢する姿を見学することができる
托鉢とは鉢を持って、家の歩き、経文を唱えて米や金銭の施しを受けて回る修行だ
日が昇る前の朝早い時間から僧侶は列をなし、街を歩く
そのため住民も日の出前に起きて道に整列する
すごい敬虔さだ
自分も見学するために朝の5時に目を覚まし、昨日借りたバイクで出発した
目的の場所に着き、バイクを止める
托鉢で僧侶が練り歩く大通りに出ると、お坊さんの列がすでに目の前に迫っていた
するといきなり、ラオス人がご飯の入ったおひつを渡してくる!
ラオス人:「早く!お前もお供えするんだ!」
ピカ:「えっ!?これってやらなきゃいけないの?」
ラオス人:「ひざまづけ、早くひざまづけ!」
ピカ:「どうやってお供えすればいいの?」
ラオス人:「・・・」
ラオス人はもうすでにお祈りのポーズに入り目を閉じている
そんなやりとりをしている間にお坊さんへの托鉢が目の前で始まった!
なになに、どうすればいいの!
くそ、とりあえずやるしかない・・・
お祈りをするふりをしながら、隣のラオス人がお供えしてる姿を盗み見る
なるほど、普通にポイポイすればいいのね
平常心を装い、見よう見まねでお坊さんの托鉢BOXの中にお米を入れる
変な視線は感じない、どうやらやり方は間違っていないようだ
続けているうちにだんだん慣れてきた
自分が撮ったわけじゃないけど托鉢風景はこんな感じ
てか僧侶の人はみんなが素手でにぎにぎポイしたお米食うのかな?
そうだとしたらその修行辛いな
とか考えてたら托鉢が終わった
あー良かった。いきなりでびっくりしたけどいい経験ができた
お米の入ったおひつをさっきのラオス人に返し、お礼を言って次の目的地に行こうとする
するとお米を渡してきた女性が声を荒げて話しかけてきた!
ラオス人:「待ちなさい!マニーマニー!」
ピカ: 「え、なんのこと?」
ラオス人:「お米あげたじゃない、お金!」
ピカ: 「え、これ金払うの⁉」
ラオス人:「当たり前じゃない、何言ってんの」
はー!ふざけんな!そんなこと一言も言ってないだろ!
しかも値段を聞くと、30000kip=400円だと言う
一食200円が相場のラオスでさすがそれはぼったくってる
坊さんにあげた量だっても茶碗3杯分くらいだ
てかそもそもお坊さん使って商売すんな笑
ラオス人:「何よあんた、払わないつもり?なめてんの!」
ピカ: 「いやいや、そもそもお金払うなんてやる前に一言も言ってないでしょ」
ラオス人:「そんなこと言わなくたって当たり前でしょ!」
ピカ: 「日本では言うのが当たり前なんですよね(それらしいことを言ってその場をしのごうとする)」
ラオス人:「何よ!」
ピカ: 「これだけ払うから、はい2000kip、じゃあねバイバイ」
ラオス人:「ちょっと待ちなさいよー!」
腹が立ったのでお金払わず行こうとしたが、ラオス人も大変そうなので、勝手に想像した原価料2000kip=26円だけ払って帰った
当然ラオス人はめっちゃ怒っていた
でも騙すのはよくない!お互い楽しく終われるように今後はこの経験を活かして事前に言うようになって欲しいもんだ笑
そしていくら急だからと言って確認しなかったのは自分のミスだ、今後は事前の確認を怠っちゃだめだなと引き締められた
帰りはプーシーの丘に日の出を見に行った
茂みで覆われた暗い階段を登る
そして頂上からの景色!
残念ながら曇りで日の出を見ることはできなかったけど、誰もいない中で静かな景色を見るのはとても気持ち良かった!
次こそ話題のビエンチャン