記念すべき1泊目の宿は、日本人バックパッカー小説家の沢木耕太郎も泊まった場所、重慶大厦(チョンキンマンション)だ
早速中に入ってみる
あれ?
おかしいな?
俺インド来たんだっけ?
お店の店員ほとんどインド人だし、買い物客もインド人
飲食店もインド料理ばっかだ
せっかく香港来たのにしょっぱなインド感満載のとこ泊まることになるとは
ちなみに重慶大厦入口にある両替所には気をつけて欲しい
エロい服着た中国人お姉さんが店番してるため、男性諸君がそそられる気持ちもわかる
だがレートはクソだ
この白人まんまと捕まってるけど笑
中に入ればもっとレートのいい両替屋がある
もちろん店員はインド人だ
俺はここで両替したのかって?
そういうことは聞くもんじゃない
重慶大厦はこう見えてめちゃくちゃ高いビルで、中にはたくさんの宿屋があるためそこから宿を探す
宿交渉は旅の醍醐味であるのが初めてなのでワクワクする!
宿の客引き(インド人)5人くらいに話を聞いて良さそうな宿と値引き交渉をした
ピカ 「ねぇこの宿安くなる?」
インド 「いやできない。今中国は祝日だからホテルは高いんだ」
おーさすがインド人、話にはよく聞くがうまいこと値下げを拒みやがる
だがこっちも負けてられない
ピカ 「まじかー運わるなー。じゃあ祝日じゃない時はいくらなの?」
インド 「祝日じゃない時も同じ値段だ。値下げはできない」
なんだよそれ、言い訳狂ってるだろ笑
これは引き下がっていられないのでカマをかけて聞いてみた
ピカ 「でもあそこの宿はこんだけ安くしてくれたよ、安くしてくれないならあっちの宿泊まろうかな?」
インド 「ダメだ、値下げはできない。安くしたら中国人オーナーに怒られる・・・」
それからはこの中国人オーナーに怒られる一点張りで全然安くならかった
他の宿と交渉しても値は下がらない
仕方なく値引きは諦めて安い宿に泊まることにした
悔しい・・・!
安宿といっても、香港の物価はそれほど安くなく、シングルルームということもあり120HKD(=1800円)くらいだった
後でホテルで働くインド人と仲良くなったが
「中国人オーナーは時間にうるさい、掃除にうるさい、お金にうるさい。仕事大変・・・」と愚痴っぽく嘆いていた
なるほど、重慶大厦がインド人だらけなのは、中国人オーナーにこき使われてる出稼ぎインド人だったわけだ
値引き交渉が難しかった理由はおそらくこれかもしれない
それでも悔しいが!
部屋に通してもらう
本当はドミトリーに泊まりたかったがないらしく、一人部屋だった
写真の通り狭いし、暗いし、窓がない。しかもカビ臭い
独房や!
ドミトリーに泊まれば、旅仲間とワイワイしながらみんなで街ブラとかするんだろなと思ってたけど、知り合いもいない中で独房に一人ぼっち
これから半年間、毎日こんな感じなのかな?と思うと本当に世界一周楽しいのか!?とこの日だけは結構真剣に悩んだ
日記にも
これが半年続くのかと思うと億劫になるが、だがまだ1日目だ。
これが全てじゃないし、これより辛いことも楽しいこともたくさんあるだろう。
とりあえずドミトリーに泊まりたいと思った。
と書いてある
でも、思い起こせば旅の中で寂しかったのは唯一この日だけ
次の日からは毎日楽しかったぞー!
P.S.チョンキンマンションの中空部分汚すぎ