2016年10月5日深夜1時、羽田発香港行きの飛行機に乗って旅が始まった
なぜ香港から旅を始めたかと言うと、多くの日本人をバックパッカーに駆り立てた紀行小説の名作、沢木耕太郎の深夜特急のスタート地点が香港だったからだ
「同じ場所から旅をしたい」そう思った
ってな、ロマンチックなことでも言ってみたいが、実際は香港行きのチケットが2000円とクソ安かったからだ
出国前もドタバタで、荷詰は出発5時間前から始めたくらいだ
家族への行ってきますも時間がなさすぎてほとんど言ってない
現地時間朝5時、4時間のフライトの末香港に到着
と、ここで早速大きなミスに気づく!
日本円を香港ドルに両替しようと思ったら手持ちの日本円を全て10000円札で持ってきてしまった!
両替したお金を使い切る前に次の国に行ったら、再度両替の手数料を取られて二度手間だ
イキナリの凡ミス、どうしよう・・・
考えた末、空港内にあるJALとANAのチェックインカウンターで日本人を探し、これから日本に帰る日本人に両替を頼むという素晴らしいアイデアを思いついた
現在時刻は朝の8時、10時過ぎに日本へ出発するANAの飛行機を発見
すかさずANAのカウンター前まで行き、日本人を物色する
海外で日本人バックパッカーを名乗る初対面の輩に1万円の両替を頼まれても怪しさしかないだろう
でもこれから始まるのは極貧旅だ、無駄な出費を抑えるためにはやるしかない・・・
10分ほど探すと第一日本人発見!
すかさず声をかける
「あのーすいません。自分日本人バックパッカーで今日から旅を始めたんですけど、日本円を全て万札で持って来てしまって、細かいお金で両替できれば嬉しいなーって思ったんですけど、千円札と両替してもらうことってできますかね?めっちゃ怪しいですよね、すいません!」
「あら、そうなのー?全然いいわよ!ちょっとまってね。お父さーん!この子両替したいんだってー!」
「ほんとすみません、偽札じゃないんで透かして確認してください!」
「いいわよそんなの!」
ってな感じでめっちゃ快く両替を受け入れてくだすった!
主に家族を狙った効果もあり、なんと30分で6万円分を千円札に両替してもらった!
アイデア勝ちやでヒャッホーー!
はーてか日本人優しすぎ!
やっぱ日本最高!
もう日本帰りたい!
それにしても、香港着いてまずやったことが、出国のための搭乗ロビーで日本人を物色って自分は何してるんだろう
とりあえず次は宿探し